ニュース 食品 作成日:2014年10月22日_記事番号:T00053388
行政院がラード(豚脂)精製に必要な原料油脂4品目に対し半年間の輸入関税半減措置を決めたことを受け、食品大手の南僑化学工業は11月に、統一企業(ユニプレジデント)傘下の油脂メーカー、統清は近くラード価格を約5〜8%引き下げる方針だ。22日付中国時報が報じた。
南僑は主にベーカリーや焼き菓子店に販売する16キロ入りの「精緻純猪油」(2,380台湾元=約8,400円)と「調和猪油」(2,320元)を110〜130元値下げする予定だ。値下げ幅は5%前後。
一方、統清は21日、15キロの「精緻猪油」(1,520元)を近く100〜120元値下げすると発表した。値下げ幅は6.6〜8%。
このほか、統清は3,000万元を投じ、台南市の永康工場にラード生産ラインを1本増設する計画だ。年産能力は720トン、来年6月の販売開始を予定する。
台湾ラード市場は供給量が年間4万トン前後に達するが、相次ぐ食用油事件を受け、合わせてシェア95%を占めていた強冠企業と頂新国際集団傘下の正義公司が生産停止となり、供給不足となっている。
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