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王立法院長の党籍確認訴訟、国民党が最高法院に上訴


ニュース 政治 作成日:2014年10月24日_記事番号:T00053421

王立法院長の党籍確認訴訟、国民党が最高法院に上訴

 王金平立法院長が与党国民党を相手取り、党籍存在の確認を求めた民事訴訟は、国民党が一、二審で敗訴した後、23日に最高法院に上訴の手続きを取った。これにより、国民党内の馬英九主席派と王金平派の確執はさらに泥沼化し、決着は最終ラウンドに持ち込まれた。24日付中国時報が伝えた。


王立法院長は「上訴するのは正当な権利だ。党の決定を尊重する」とコメントした(23日=中央社)

 今回の上訴について王院長サイドの許英傑弁護士は「国民党が執拗(しつよう)に上訴するのは、民意に反している」と批判。これに対し、国民党の弁護士は「党紀を守るためには上訴せざるを得ない。最高法院に本件の法的疑義を明確にしてもらいたい」とコメントした。

 国民党の陳以信広報は「上訴しなければ、(王院長への処分を決めた)考核紀律委員会は非合法ということになり、党内処分制度が破壊される。上訴は党紀を守る決心を示すもので、国民党の団結にとって重要な意義がある」と強調した。国民党側は公開の場での口頭弁論を速やかに行うよう呼び掛けた。