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9月工業生産指数10%上昇、iPhone・大型テレビ効果で【図】


ニュース その他製造 作成日:2014年10月24日_記事番号:T00053423

9月工業生産指数10%上昇、iPhone・大型テレビ効果で【図】

 経済部統計処が23日発表した9月の工業生産指数は前年同月比10.3%上昇の109.1ポイントだった。特に工業生産指数の9割以上を占める製造業生産指数は109.26ポイントで11.03%上昇と、伸び率は過去3年半で最も高かった。楊貴顕・統計処副処長は、▽アップルの新スマートフォン、iPhone6の発売▽中国で高コストパフォーマンス携帯電話の発売を控えていること▽大型液晶テレビの販売好調──が上昇の主因と分析した。24日付経済日報が報じた。

 これらの要因を受け、製造業は多くの項目分野で2桁上昇を果たした。うち通信電子工業の生産指数は19.83%上昇の123.66ポイントと過去最高を更新。電子部品業は3カ月連続で過去最高を記録した。半導体生産指数は29.65%上昇し、液晶パネルおよびその部品生産指数は、液晶テレビの販売好調に支えられ7.32%上昇と18カ月続いたマイナス成長からようやく脱出した。

 今後の見通しについて楊副処長は、半導体需要が旺盛なことに加え、液晶パネル需要の回復、パソコン、電子、光学デバイス、機械設備、自動車など引き続き成長が予測されると指摘。第4四半期は欧米のクリスマス商機に向けた在庫積み増しなどもあり、工業生産指数のさらなる上昇に期待が持てると説明した。