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全聯が期限切れ肉製品を販売か、元従業員が告発


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年10月24日_記事番号:T00053433

全聯が期限切れ肉製品を販売か、元従業員が告発

 スーパーマーケット、全聯福利中心(Pxマート)西盛店(新北市新荘区)が、店長の指示で賞味期限が切れた肉製品の表示ラベルを貼り替え、再販売しているとの元従業員の告発を受け、新北市政府衛生局は24日、9月に3日間立ち入り検査を行ったが、期限切れや2種類のラベルが貼られた商品はなかったと発表した。ただ、9月5日の検査では冷凍倉庫に期限が切れたティラミス、黒糖大福(芋頭)、日式雪蔵どら焼き(マンゴー)が各1箱見つかり、その場で廃棄を命じたという。蘋果日報電子版が24日報じた。


告発した女性(右)は、変な臭いがすると購入者が交換を要求することも多く、良心に耐えかねて先月離職したと話した(24日=中央社)

 新北市衛生局は、ラベル貼り替えや改ざん、偽造などは刑法に抵触するので、司法機関に案件を送ったと説明した。また、食品安全衛生管理法により、期限が切れた食材を使用しての製造、加工、販売などの行為があれば、罰金は6万〜5,000万台湾元(約21万〜1億8,000万円)に上ると指摘した。

 元従業員は24日記者会見で、再販売できない場合は試食品にしたり、従業員に買い取らせたりしていたと話した。

 全聯は同日、同社は廃棄率を評価基準にしておらず、店舗がラベル貼り替えをする理由はないと指摘。当日に期限が切れる商品は午前に2割引、午後に半額に値引きし、売れ残りは翌朝に廃棄していると説明した。現在調査中で、違反が見つかれば厳しく処分すると強調した。