ニュース 運輸 作成日:2014年10月27日_記事番号:T00053453
2015年末に開通を予定する、台北駅から桃園国際空港までを結ぶ台湾桃園国際機場捷運(桃園国際空港MRT)の列車が25日、初めて台北駅に試験的に乗り入れた。同日、試乗を行った馬英九総統は改めて「来年末に必ず開通させる」と強調したが、専門家からは「見通しが楽観的過ぎる」と指摘する声が上がっている。25日付中国時報が報じた。
同乗した葉匡時交通部長(2列目右1)も「15年末開通という約束は必ず果たす」と意気込んだ(25日=中央社)
交通部高速鉄路工程局(高鉄局)は、桃園空港MRTの土木建設および機電設備の設置は既に完了しており、工事全体の進度は99%に達していると説明。時刻表通りの運行や指示通りの加速、減速などを確認する「信号動態テスト」も今年1月から行っており、年末には完了すると強調した。
今後は信号、電力供給、通信、車両などを含めたシステム統合テストを進め、来年3月末までに完了させ、4月から運営前テストに入る予定だ。
しかし専門家は、全長7.2キロメートルの土城線(府中~永寧駅)でも信号動態テストと統合テスト合わせて7カ月、同12.5キロの蘆洲線で1年を要しており、同51キロの桃園空港MRTは数倍の時間がかかると指摘。「十分なテストには少なくとも2年が必要」との見方を示した。
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