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LGの自社開発プロセッサー、TSMCの16ナノプロセス採用か


ニュース 電子 作成日:2014年10月27日_記事番号:T00053465

LGの自社開発プロセッサー、TSMCの16ナノプロセス採用か

 25日付経済日報が外電の報道を基に伝えたところによると、韓国LGエレクトロニクスがこのほど発表した、自社開発のオクタコア(8コア)モバイルプロセッサー「NUCLUN」は台湾積体電路製造(TSMC)の16ナノメートル製造プロセスを採用して、来年初めに試験生産するとの観測が出ている。同プロセッサーは韓国市場向け次世代スマートフォン「G3 Screen」に搭載される予定で、同社は今後、スマホ用プロセッサーをクアルコム製から自社製品に切り替える方針とみられる。

 またTSMC16ナノプロセスの顧客となっている深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)を傘下に抱える中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)も、第4世代(4G)移動通信規格対応スマホでハイシリコンのプロセッサーの採用比率を拡大しているとされ、今後TSMCに恩恵をもたらしそうだ。

 なおTSMCの張忠謀(モリス・チャン)董事長は25日、10ナノメートルプロセスの開発競争について「ライバルのインテルとサムスン電子をリードしたい」との意気込みを示し、現在5,000人余りの研究開発(R&D)人材を5年以内に2.6倍に、予算も3倍以上に拡大すると表明した。