ニュース 電子 作成日:2014年10月27日_記事番号:T00053466
検察当局は24日、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)人力資源(人事)部の元従業員女性(2012年に離職)の自宅、および元従業員が設立した人材仲介会社の家宅捜索を行った。元従業員はメディアテックの人事資料を基に、エンジニアの転職を不正に手助けしたとされ、中国の同業大手、展訊通信(スプレッドトラム)がメディアテックの開発要員に機密情報を取得させた上で引き抜くために設置した疑いが持たれている香港系企業、鑫沢数碼(新竹県竹北市)との関連も指摘されている。25日付工商時報が報じた。
営業秘密法違反の容疑で取り調べを受けた元従業員女性は犯行を否認し、黙秘を続けている。しかし、家宅捜索が行われた際、慌ててパソコンから資料を消去しようとした形跡がみられ、資料を復元したところ、メディアテック開発部門の携帯電話チップ設計エンジニアのリストらしきものが発見された。
メディアテックについては今年8月、同社の元エンジニア10人が離職する際に最新の携帯電話チップ設計に関する資料を持ち出したとの疑いで新竹地方法院検察署の取り調べを受けたが、今回の家宅捜索で見つかったリストにはこれらエンジニアの名前が含まれていたとされる。
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