ニュース 社会 作成日:2014年10月28日_記事番号:T00053475
11月末に行われる統一地方選挙に向けて27日、立候補者に割り振られる候補者番号の抽選会が各地で行われた。抽選会では、これを機に知名度を高めたり、陣営の士気を高めようと多くの候補者が趣向を凝らした仮装やパフォーマンスを行うのが恒例となっており、今回も大いに盛り上がった。
台南市長選の黄秀霜候補者(国民党)は黒い馬にまたがって登場し、「馬到成功(馬が到着すれば勝利するという成語)」と叫んだ(27日=中央社)
最もシンプルながら注目を集めたのは、高雄市長選に無所属で出馬した周可盛候補。会場で衣服を脱ぎ捨ててパンツ一丁となり、大声で「裸でぶつかる。誠実が最良の政策だ」と叫んだ。ただ、ゴムが緩んでいたのか、パンツの下から「具」がのぞいてしまい、メディアに掲載された写真にはモザイクが入る始末となった。
今年結成されたばかりの「樹党」の台北市議立候補者は樹木やイヌの着ぐるみを身にまとって登場、環境保護や動物愛護を訴える寸劇を披露した。
同じく台北市議に立候補した民進党の童仲彦氏は「アイアンマン」風のコスチュームに身を包み、国民党の郝龍斌台北市長や市長選に立候補している連勝文氏に見立てた姿に仮装した支持者と対決するパフォーマンスを行った。
なお抽選会では、自分の候補者番号を引いた際、数字にちなんだ縁起の良い言葉や数字に自身の訴えを託したフレーズを叫ぶことも慣例となっている。
高雄市長候補の楊秋興氏(国民党)は3番を引き当て「高雄は新しいシャツ(台湾語の発音が3と同じ)に着替える」と叫んだ。12月に直轄市となる桃園県の現職、呉志揚候補(同)は2番を引いてVサインを掲げ「2は香港、シンガポールに勝つという意味だ」と語った。
国民党の連候補と無所属で医師の柯文哲候補による事実上の一騎打ちとなった台北市長選の抽選会では、連候補の代理で抽選を行った選挙対策本部関係者が6番を引き当て「六六大順(順調に物事が運ぶ)」と叫んだ。柯候補の代理は7番を引き当て「ラッキーセブン、ラブリー台北」と声を上げた。ただ、インターネット上では、両者の番号の6、7を続けて中国語で読むと「落漆(剥がれ落ちる)」と同じ発音だとやゆする声も出た。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722