ニュース 社会 作成日:2014年10月28日_記事番号:T00053477
中国紙・環球時報は27日、台湾の情報当局が中国人留学生にスパイになるよう勧誘し、中国の党・政府機関に志願するように仕向け、台湾に情報を提供させようとしたとして、台湾側のスパイ勧誘対象者3人の身分証番号を含む個人情報を公開した。しかし、台湾で学ぶ中国人留学生も台湾での情報活動に手を染めているのは確実で、台湾情報当局の関係者は、中国側の一方的な指弾に反発している。
同紙は「2009年以降、中国学生に対する丸め込み、造反画策の活動が活発化している」とし、既に中国各地15の省・市で40件近くが摘発されたと報じた。
さらには中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の范麗青報道官も記者会見で、「台湾の関係方面はこうした行為をやめるべきだ」と述べた。
これには台湾側の関係当局も反論。28日付自由時報によると、国家安全局は「中共の関係機関が台湾で学んだ中国の学生が帰った後、所属の学校や国家安全機関に報告をさせている。それこそ中共当局が人民の言論と行動の自由を規制していることを示すものだ」とした。
法務部調査局も「国内安全に関わる業務だけを担当しており、共産スパイを捕まえることはあっても、海外での造反を促すことはない」と主張した。
情報当局幹部は「台湾に来る中国の学生こそ、組織的、系統的に目的を持って行動している」とし、馬英九政権の中国留学生受け入れ開放で、業務上の圧力が増していると不満を述べた。
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