ニュース 社会 作成日:2014年10月28日_記事番号:T00053478
日本統治時代に、嘉義農林学校(現・国立嘉義大学)野球部が甲子園に出場した活躍を描いた台湾映画「KANO」をめぐり、中国の国家新聞出版広電総局が関連報道を禁止する通達する文書を出したとの情報が中国のインターネット上でこのほど広まった。28日付自由時報が伝えた。
「KANO」の馬志翔監督(左1)は、報道が事実であれば、中国の決定を尊重するのみだと語った(中央社)
問題の文書は、海南省文化広電出版体育庁が国家新聞出版総局の通達を伝えたもので、「KANO」関連の報道と同作品の受賞が有力視される台湾のアカデミー賞と称する「金馬奨」(11月22日)の中継を禁止する内容だ。
「KANO」は日本統治時代の日本人と台湾人の協力に加え、烏山頭ダムの建設に尽力した日本人技術者、八田与一氏らを描いており、内容が中国の反日宣伝路線と矛盾したとみられる。
金馬奨の執行委員会によると、報道規制の話は聞いておらず、中国メディアによる取材申請も30社以上から寄せられているという。
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