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課税最低限と累進課税段階、引き上げ見送り濃厚


ニュース その他分野 作成日:2014年10月28日_記事番号:T00053479

課税最低限と累進課税段階、引き上げ見送り濃厚

 消費者物価指数(CPI)が安定していることから、今年も所得に対する課税最低限と累進課税段階の引き上げは見送られる可能性が強まっている。見送りが決まれば3年連続となる。28日付経済日報が報じた。

 所得税法によれば、課税最低限と累進課税段階の引き上げは、前年11月から1年間のCPIの平均上昇率が前回見直しが行われた年度の平均上昇率に比べ累計で3%に達した段階で実施される。ただ、累計上昇率は9月までの時点で2%台にとどまっている。

 一方、来年1月から実施される財政健全化プラン第2段階で、所得税減税策が取られ、納税時の標準控除、給与控除、身体障害特別控除が引き上げられることなどで、2016年5月の確定申告時には100億台湾元(約350億円)近い減税効果が生まれる。