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10月の消費者信頼感指数、食用油事件で下落【図】


ニュース その他分野 作成日:2014年10月28日_記事番号:T00053481

10月の消費者信頼感指数、食用油事件で下落【図】

 中央大学台湾経済発展研究中心(台経中心)が27日発表した10月の消費者信頼感指数(CCI)は82.98ポイントと前月比0.18ポイント下落し、今年4月以来の最低となった。台経中心の呉大任主任は「当初、10月は2カ月連続の上昇を予測していたが、食用油事件で下落に転じた」と指摘した。28日付工商時報などが報じた。

 消費者信頼感指数は7月に過去最高となったが、同月末に高雄市中心部で起きた連続爆発事故の影響で8月は急落。ただ、9月にはわずかに上昇に転じていた。

 10月は調査対象の6項目のうち4項目が上昇した。上昇幅が大きい順に▽「今後半年間の就業機会」、111.65ポイント(前月比1.7ポイント上昇)▽「今後半年間の家庭経済」、77.45ポイント(0.6ポイント上昇)▽「今後半年間の物価水準」、45.2ポイント(0.4ポイント上昇)▽「今後半年間の台湾景気」、77.85ポイント(0.1ポイント上昇)──だった。

 一方、下落は▽「今後半年間の株式投資機会」、80.6ポイント(2.8ポイント下落)▽「今後半年間の耐久消費財購入」、105.15ポイント(1.05ポイント下落)──だった。「今後半年間の耐久消費財購入」が下落した主因は、不動産転売時に土地と建物の売却益に一括課税を行う「房地合一課税」の導入が見込まれているが、税率が確定していないことから、購入に模様眺めムードが漂っていることや、統一地方選挙を来月に控えていることを挙げた。