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モテックと緑能、シリコンウエハー生産で戦略提携【表】


ニュース その他製造 作成日:2014年10月29日_記事番号:T00053508

モテックと緑能、シリコンウエハー生産で戦略提携【表】

 太陽電池大手、茂迪科技(モテック・インダストリーズ)は28日、太陽電池用多結晶シリコンウエハー大手の緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)と戦略提携を結ぶと発表した。今後、モテックが保有する南部科学工業園区(南科)シリコンウエハー工場の生産ラインのうち半分の運営を緑能が手掛ける。29日付蘋果日報が報じた。

 モテックの主管によると、モテック南科工場の生産能力は500メガワット(MW)で現在、350MW分のラインが稼働している。年内にフル稼働させたい考えだが、同社のシリコンウエハー生産能力は規模が小さく、他のメーカーに比べ生産コストが高いため、緑能に運営を委ねることを決めた。

 今回の提携によりモテックはシリコンウエハーの生産効率向上、および太陽電池生産コストの低減につなげたい考えだ。

 なおモテックの第3四半期の連結売上高は、米商務省が中台の太陽電池関連メーカーに対し重い反ダンピング(不当廉売)、補助金相殺関税の適用を仮決定した影響で前年同期比39.16%減の38億6,400万台湾元(約138億円)となったが、9月から受注が回復しており、今期は前期比増収が見込めるという。