ニュース 電子 作成日:2014年10月29日_記事番号:T00053517
29日付電子時報によると、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、8インチおよび12インチウエハー工場とも稼働率の高止まりが来年第1四半期まで続くと予測されるとして、台湾および海外のIC設計業者に、あらかじめ生産能力を確保するよう提言している。これを受けてIC設計業者は最近、リスクを回避すべく顧客の電子機器受託メーカーやブランドメーカーに対し、1回の発注について6〜12カ月にわたる長期契約を要求。これが受け入れられなければ、安定した供給を保証できないと通達しているもようだ。
TSMCの生産能力ひっ迫については、同社がプロセッサー生産を手掛けるアップルのスマートフォン最新機種「iPhone6」および「iPhone6プラス」の販売量に陰りが見られないことも大きく影響しているとみられる。
長期契約を求めるIC設計業者に対し、川下の受託メーカーやブランドメーカーは当面、要求に応じざるを得ない状況となっており、台湾半導体産業にとっては年末の業界景気が楽観できる恩恵をもたらしている。
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