ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

《頂新食用油事件》頂新グループが9月に新会社設立、マネーロンダリング疑惑浮上


ニュース 食品 作成日:2014年10月29日_記事番号:T00053520

《頂新食用油事件》頂新グループが9月に新会社設立、マネーロンダリング疑惑浮上

 食用油事件の渦中にある頂新国際集団が9月下旬、新会社「金色大地」の設立申請が経済部に認可されていたことが明らかになった。新会社は英領ケイマン諸島登記の100%子会社で、その事業内容が小売・卸売、輸出入、飲食業、電子通信サービス、薬品検査など多岐にわたることから、マネーロンダリング(資金洗浄)用に設立されたのではないかとの疑惑が浮上している。29日付中国時報などが報じた。

 新会社の所在地は頂新グループの魏家が今年初めに彰化県永靖街に購入した中古物件(2階建て)で登記されており、ベトナムのダイハインフック(大幸福)社から非食用ヘット(牛脂)を輸入していた頂新製油実業近くに位置している。資本金は2,900万台湾元(約1億円)。頂新グループ飲食事業群の李明元副総経理が董事長を、元雲林県農業局長の呂政璋氏が董事兼執行長を務めている。

 呂執行長は同社の設立目的について、台湾の農産物を世界に販売するためのプラットフォーム構築だと強調した。