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ギガストレージ前董事長、陳継仁氏が病死


ニュース その他製造 作成日:2014年10月30日_記事番号:T00053535

ギガストレージ前董事長、陳継仁氏が病死

 太陽電池用シリコンウエハーの国碩科技工業(ギガストレージ)および太陽電池用導電性ペーストの碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ)の前董事長、陳継仁氏が29日、病気で亡くなった。54歳だった。30日付聯合報などが報じた。

 陳継仁氏は、清華大学材料工程学系の博士課程を修了し、若くして工業技術研究院(工研院)材料化工研究所で管理職を務めた後、光ディスク、IC設計、美容目的のマスクと3回起業し、失敗した経験の持ち主で台湾ハイテク業界では異色の存在だった。4回目の起業では、太陽電池産業の最も川上に当たるシリコンウエハーの材料、導電性ペーストを開発し、ギガソーラーの株価は一時900台湾元(約3,200円)を超えた。

 しかし、長年の多忙がたたり、今年初めには、健康状態不良で戦略会議にしか参加していないのではないかと市場でうわさされていた。6月の株主総会は無理して出席したものの、10月17日に経営は軌道に乗っているので、休養に専念すると両社の董事長を辞任し、実兄の陳継明氏が後任に就いた矢先だった。