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《頂新食用油事件》廃食用油処理、CPCと油脂処理工場が提携


ニュース 食品 作成日:2014年10月30日_記事番号:T00053538

《頂新食用油事件》廃食用油処理、CPCと油脂処理工場が提携

 使用済みの食用油(廃食用油)が不当に再利用されるのを防ぐため、台湾中油(CPC)は29日、油脂処理工場3カ所と「廃食用油処理チェーン」の構築に向けた協力意向書を取り交わした。30日付聯合報が伝えた。

 夜市(ナイトマーケット)、飲食店、食品工場から回収した廃食用油を油脂処理工場で「廃油メチル」に加工後、CPCが買い取り、バイオ燃料の原料に使用する取り組みだ。

 行政院環境保護署(環保署)によると、台湾全土では毎年8万トン(9万キロリットル)の廃食用油が回収されている。

 CPCの林聖忠董事長は「毎月150万キロリットルの燃料油を精製しており、(廃油メチルを)10%配合すれば、毎月15万キロリットルを処理可能で、廃油が食卓に上ることはなくなる」と説明した。

 一方、工業用油脂の販売量、在庫量などの地方自治体への登録が31日から義務付けられる。これも工業用油脂が食品生産用に流入しないようにするための措置だ。