ニュース 運輸 作成日:2014年10月31日_記事番号:T00053563
江宜樺行政院長は30日、交通部から台北市と新北市汐止区を結ぶ都市交通システム(MRT)民生汐止線(全長17.39キロメートル)の建設計画について報告を受け、台北市政府捷運工程局に対し、同路線から基隆市への延伸について実現可能性評価(FS)を至急行うよう指示した。基隆市へのMRT延伸は市民からの要望が強く、来月行われる基隆市長選挙で国民党公認の謝立功候補を後押しするための政治目的に基づいた指示との批判も出ている。31日付工商時報などが報じた。
謝候補は、民生汐止線の終点、汐止市公所駅から基隆市百福地区への延伸プランを掲げている。一方、民進党公認の林右昌候補は板南線の終点、南港展覧館駅から台湾鉄路(台鉄)基隆駅への延伸を訴えている。
江行政院長は今回、板南線からの延伸は客観的に見て困難と指摘しており、林候補のプランを否定した格好だ。これを受け林候補は「中央政府の意図は謝候補のためとみられ、基隆市民のことを考えているのか疑問だ」と批判した。
これに対し謝候補は、自身の掲げるプランは3年前から計画されており、市議会で計画が凍結したが、行政院から研究経費として500万台湾元(約1,800万円)が支給されていた既定政策と反論した。
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