住友商事と三商行（マーキュリーズ＆アソシエイツ）が折半出資する三友薬粧が台湾で展開する日系ドラッグストア、「Tomod's（トモズ）」は31日、台北市忠孝東路四段に新店舗「大安忠孝店」をオープンした。なお内政部の「不動産交易実価査詢服務網」によると面積45坪の同店の月額賃料は115万5,000台湾元（約430万円）、１坪当たり２万5,666元と、「東区商圏」と呼ばれる台湾有数の繁華街を形成する周辺エリアで最高額となった。３日付自由時報が報じた。
なおトモズ忠孝店が入居する店舗は「劉媽媽（劉ママ）」と呼ばれる著名な不動産投資家が所有する物件で、今年３月までは女性用衣料品販売の東京著衣国際（トウキョウ・ファッション）が入居していたが、賃料の値上げに伴い退居した。
不動産仲介大手、中信房屋によると、人気商圏の店舗物件は有名ブランドが出店を狙う一方で、貸し出される件数が少ない上、オーナーが短期契約を結んで更新ごとに家賃を引き上げる傾向にあるため、賃料が高騰しやすいという。
