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リン酸鉄リチウム電池の必翔、香港資本と提携で大型受注期待


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年11月3日_記事番号:T00053594

リン酸鉄リチウム電池の必翔、香港資本と提携で大型受注期待

 電動カートなどの必翔実業は31日、傘下のリン酸鉄リチウム電池メーカー、必翔電能高科技(PHET)の株式15%を香港の富邦控股集団に譲渡し、資本提携を結ぶと発表した。これにより必翔電能は今後、富邦控股を通じて電動バスなど電気自動車(EV)向けバッテリーの大型受注を獲得できる見通しだ。1日付工商時報が報じた。

 富邦控股は、不動産投資、新エネルギー、製造、物流、小売りと幅広く事業を展開しており、近年では中国およびアジア太平洋市場において、EV、鉄道、風力・水力発電向けエネルギー貯蔵設備分野にも注力している。

 今回、富邦控股は1株当たり1米ドル、計2,925万米ドルで必翔電能の2,925万株を必翔実業から取得。必翔実業の持ち株比率は従来の44.94%から29.94%に低下する。

 必翔電能の年産能力は18650型電池にして1,200万個で現在の稼働率は20%程度だが、来年以降中国向けを中心に受注が増加し、稼働率上昇、黒字転換が期待できそうだ。