ニュース 政治 作成日:2014年11月4日_記事番号:T00053613
中国共産党機関紙・人民日報の国際版、環球時報は3日付の社説で、馬英九総統が先日、ニューヨーク・タイムズのインタビューに対し、行政長官選挙で完全な普通選挙導入を訴える香港の学生運動への支持を表明したことに対し、「馬英九は台湾という地方の親玉にすぎない。自重すべきだ」と批判した。中国紙が馬総統を名指しで批判したのは就任以来初めて。4日付蘋果日報が報じた。
環球時報は低支持率も言挙げして馬総統を批判した。香港民主化問題で批判されるのがよほど気に障るとみられる(4日=中央社)
環球時報は、馬総統の発言は統一地方選を前に台湾社会に聞かせるためで、恐らく大陸(中国)側が問題にせず、むしろ難局を理解してくれると計算してのものだと指摘。ただ、台湾経済は大陸と不可分になっており、台湾は既に大陸に対抗できないとして、香港の運動への支持表明は両岸(中台)関係に悪影響を与え無益だと批判した。
これに対し行政院大陸委員会(陸委会)は、「中華民族が民主・法治に進むことを支持する馬総統の談話を乱暴に批判をすべきでない」として、環球時報に「自制」を求めた。
「『親玉』の表現は台湾を見下し過ぎている」「台湾人民への侮辱に等しい」など、与野党立法委員からも抗議の声が相次いだ。
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