ニュース その他製造 作成日:2014年11月4日_記事番号:T00053621
中華経済研究院(中経院、CIER)が3日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.5で前月比1.8ポイント下落した。下落は3カ月連続で、今年3月以降で最低の数値となった。4日付工商時報などが報じた。
PMIを構成する指数は、▽雇用、54.3(前月比1.0ポイント下落)▽生産、53.4(1.4ポイント下落)▽購買品在庫、50.7(0.8ポイント下落)▽新規受注、50.3(2.4ポイント下落)▽サプライヤー納期、48.8(3.4ポイント下落)──と5項目全てが下落した。
産業別では、▽電力・機械設備、47.7▽食品・紡織、46.8──が50を割り込み「景気拡大傾向」から「景気後退傾向」に転じた。その他は50以上で、依然「景気拡大傾向」を示した。
企業全体の今後6カ月の景気状況指標は43.4と前月比10.7ポイント下落し、「景気後退傾向」に転じた。下落幅は2012年7月の調査開始以来で最大で、2012年12月以来で最低の数値となった。
中経院はマイナス要素として、欧州、中国の経済回復鈍化、アップルのiPhone6発売後の端境期を挙げた。台湾の不正食用油事件の影響は来年の春節(旧正月)まで続き、尾牙(忘年会)、春酒(新年会)や、訪台観光客の夜市(ナイトマーケット)の小吃(屋台料理)、土産物購入など飲食業、観光業に打撃を与える可能性があると指摘した。
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