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台湾大哥大の4Gサービス、他社からユーザー奪取の動き


ニュース 電子 作成日:2014年11月4日_記事番号:T00053626

台湾大哥大の4Gサービス、他社からユーザー奪取の動き

 第4世代移動通信システム(4G)サービス市場で競争が激化する中、大手通信キャリア、台湾大哥大(台湾モバイル)が最近、電話マーケティングを通じ、ライバルの中華電信や遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)のユーザーに対し、4Gサービスの月額基本料の5割引きなどを提示して、乗り換えを促している。これまでキャリア各社は、優待プランを打ち出すことでユーザー獲得を図ってきたが、ここへ来てライバルからユーザーを奪い取る動きが出始めたようだ。4日付工商時報が報じた。

 台湾大哥大の他、新興通信キャリア、台湾之星移動電信(台湾スターテレコム)も携帯電話番号ポータビリティー(MNP)制度を利用した同業3社からの乗り換えユーザーに対し、iPhone6などのスマートフォンを4,000台湾元(約1万5,000円)引きなどで提供している。

 こうした動きについて中華電信は、現在の4Gユーザーの8割以上が既存の3Gサービスからのアップグレードとなっていると強調。さらに「当社最大の強みはネットワーク品質とブランドイメージだ」として、他社からの乗り換えユーザーに対しても大規模な優待サービスは提供していない。

 一方、遠伝は乗り換えユーザーよりも既存ユーザーの4Gへのアップグレードを優遇する戦略を採っている。