ニュース 金融 作成日:2014年11月5日_記事番号:T00053641
金融監督管理委員会(金管会)は4日、銀行の新たな自己資本規制「バーゼル3」に対応する形で、流動性カバレッジ比率(LCR)を現在の60%から来年以降段階的に引き上げると発表した。5日付工商時報が伝えた。
金管会はLCR規制を2019年までに100%まで引き上げることを目標に掲げた。現在市中銀行12行前後のLCRは80~90%の水準にあり、今後流動性資産を増やすため、株式や高利回り債券などへの投資を減らし、現金や現金化が容易な公債といった高品質流動資産ストックの保有割合を増やすなど、投資ポートフォリオの見直しを迫られそうだ。
LCR規制の強化は、金融危機当時、十分な自己資本を保有していた金融機関でも、銀行間市場での資金調達が困難となったことを教訓に、「30日間継続するストレス状況下で流出する資金」を賄える流動性を備えることを目的に導入された。
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