ニュース その他製造 作成日:2014年11月5日_記事番号:T00053645
対米ドルレートで台湾元安が進行していることを追い風に、紡織業界の川上、川中企業では第4四半期、輸出受注、為替差益増加で業績成長が見込まれている。5日付工商時報が報じた。
紡織業界は第3四半期、国際原油価格の下落に伴い、紡織原料価格の下落に見舞われ、業績が低迷した。ナイロン樹脂チップ最大手、力鵬企業によると、ナイロン加工糸の原料のカプロラクタム(CPL)価格は2,080台湾元(約7,800円)まで下落し、当面上昇する可能性は低いが、台湾元安で競争力が高まり第4四半期から来年第1四半期まで受注に有利に働くとの見通しを示した。
一方、繊維大手の新光合成纖維も、台湾元安で第4四半期の受注状況は第3四半期までと比べ良くなっていると説明した。
その他、集盛実業や聯発紡織繊維なども輸出を中心としており恩恵を受ける見通しだ。ポリエステルメーカーは、来年の第1四半期まで受注増は続き、同期利益は前期比5~7%増加すると予測した。
なお、5日正午の為替相場は1米ドル=30.492元。力鵬企業によると、第2四半期は約29.85元、第3四半期は約30.4元だった。
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