ニュース 食品 作成日:2014年11月5日_記事番号:T00053649
台南市政府衛生局が4日発表した、北海油脂(台南市)による飼料用油を混入した疑いのラード(豚脂)6品目の供給先リスト111社に基づく追跡調査で、有名メーカー、桂冠実業の冷凍食品の葱抓餅などに使われていたことが分かった。5日付蘋果日報などが報じた。
北海油脂の「新万香伝統ラード」。衛生局関係者は、伝統市場や屋台に卸されており、川下の数を把握するのは困難と漏らした(台南市衛生局リリースより)
彰化県政府衛生局は、禾家香食品(彰化県北斗鎮)が北海油脂からラード50万トンを調達して葱抓餅89品目を製造し、桂冠実業、禎祥食品工業や量販店の大潤発(RTマート)、愛買(aマート)、セブン−イレブンのネット通販サイト「セブンネット」など170社に卸しており、「大潤発葱抓餅」、「セブンネット金旺葱Y伯」などの商品名で販売されていたと指摘した。禾家香食品は大手メーカーなどの葱抓餅を受託生産しており、市場シェア5割。
高雄市政府衛生局が発表した川下リストには、台湾全土に50店以上ある弁当チェーン店、太師傅企業や空揚げで有名な立大農畜興業など20社以上が含まれていた。
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は、川下メーカーは5日午後6時までに商品名などを通報し、7日午後12時までに店頭から撤去しなければ、食品安全衛生管理法で罰金6万~5,000万台湾元(約22万~1億9,000万円)を科すと指摘した。
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