ニュース 電子 作成日:2014年11月5日_記事番号:T00053655
5日付経済日報によると、日本のプリント基板(PCB)大手、イビデンが建設したマレーシア第2工場について設備メーカーは4日、来年第2四半期にも稼働し、同生産拠点のPCB生産能力が倍増することになるとの見通しを示した。市場では供給量が急激に増えることで製品価格の下落圧力が高まり、燿華電子(ユニテック・プリンテッド・サーキット・ボード)、華通電脳(コンペック・マニュファクチャリング)といった台湾の同業に悪影響を及ぼすとの懸念が出ている。
イビデンのマレーシア第2工場は当初、今年9月から量産を開始する計画だったが、生産体制の整備が遅れ、予定が大幅にずれ込んでおり、これが原因で同社はアップルの大口受注を逃したとされる。
しかし一方で同社は、最近の円安傾向を受けてコストが全体で1.5〜2%、フレキシブル基板(FPC)および高密度多層(HDI)基板で2〜3%低減され、大幅に競争力を高めていると証券会社は指摘している。
ただ、欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)など同業の台湾メーカーは、イビデンはオファー価格を米ドルで提示しており、円安の影響はないとの見方を示している。
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