ニュース 電子 作成日:2014年11月5日_記事番号:T00053656
USBの標準規格化団体、USBインプリメンターズ・フォーラム(USB−IF)が9月に発表した電源供給規格「USB PD 2.0」は、インテルやアップル、サムスン電子など大手メーカーからの支持を受けており、ノートパソコンやタブレット端末、スマートフォンなどがUSBケーブル1本で充電可能となる見通しだ。こうした中、今後は同規格に合わせて、各デバイスに力率改善(PFC)ICの搭載が必要となるため、同ICの台湾最大手、虹冠電子(チャンピオン・マイクロエレクトロニック)が大きな恩恵を受ける見通しだ。5日付自由時報が報じた。
電源アダプターや充電器の廃棄が環境に及ぼす影響を考慮して欧州連合(EU)は、電子製品の充電規格統一を主導しており、これを受けてUSB−IFはUSBケーブルを通じたより高出力な充電用規格の策定を進めてきた。
「USB PD 2.0」はUSBの最新規格「USB3.1」に基づく新型コネクター「Type-C」に対応するもので、従来の3倍の充電速度が実現でき、ノートPCやタブレット、スマホに加え、家電や自動車などへの利用も見込まれる。
同規格の普及が進めば電源産業に大規模な商機が生まれることになり、虹冠電子の他、鈺創科技(イートロン・テクノロジー)、創惟科技(ジェネシス・ロジック)、祥碩科技(ASメディア・テクノロジー)など台湾の関連IC設計業者も商機獲得を目指している。このうちイートロンは年内にも同規格に対応したコントローラーICを発売する予定で、既に顧客へのサンプル出荷を開始している。
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