行政院国家科学委員会(国科会)の発表によると、新竹科学工業園区(竹科)、南部科学工業園区(南科)、中部科学工業園区(中科)の3大科技園区における光電産業の2007年の合計売上高は8,067億台湾元(約2兆6,600億円)で、売上成長率は28.14%の高い数値に上った。科技園区での売上シェアは41%で、約50%を占める半導体産業(9,821億元、成長率4.9%)に迫る勢いだ。早ければ3~5年後、遅くとも10年以内には首位の座を奪うと予想されており、台湾電子業界を代表する産業になることは確実なもようだ。31日付経済日報などが報じた。
光電産業の伸びは、昨年第2四半期から液晶テレビやノートブック型パソコン(ノートPC)などのパネル需要が増加したことが理由だと国科会は分析している。
南科と中科、光電が7割以上
地区別で見ると、南科は売上高の72%、中科に至っては85%を光電産業が占めている。パネル最大手の友達光電(AUO)や奇美電子(CMO)がその中心だ。また、中科では光電産業の成長率が5割に上る。
一方竹科では、半導体が71%を占めているが、用地は既に飽和状態にあり、生産能力増加には限界がある。
用地不足が深刻に
3大科技園区への進出は多くのメーカーが望んでいるが、用地不足が問題となっている。 南科は用地の契約率が8割に上っている。現在は企業の需要100ヘクタールに対し、提供できる状態の用地は239ヘクタールと余裕がある。しかし、竹科では約50社が申請待ちの状態で、契約率は既に96.54%に上るという。中科は、進出を検討している企業が55社あるとみられるが、需要の430ヘクタールに対し、提供できる用地は50ヘクタールしかない。
国科会は担当の審議委員会を設立し、新たな用地探しに当たっている。
売上高合計、過去最高の2兆元に
3大科技園区の昨年の売上高合計は、前年比12.3%増の1兆9,664億元で、過去最高となった。GDP(域内総生産)の14.5%を占め、1日当たりの売上高は53億8,000元となった計算だ。
半導体産業の在庫量調整が良好だったこと、およびパネル産業のコスト減少と価格低下が貢献したと国科会の黄文雄副主任委員は指摘した。
地区別では、竹科の売上高が前年比1.86%増の1兆1,418億元、南科が同23.75%増の5,588億7,000万元、開発から4年の中科は同48.85%増の2,657億元だった。
08年は前年比13.4%増の2兆2,300億元を目指す。