ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

国際原油価格の下落、「川上企業への影響大」=台プラ


ニュース 石油・化学 作成日:2014年11月6日_記事番号:T00053675

国際原油価格の下落、「川上企業への影響大」=台プラ

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の王文淵総裁は5日、国際原油価格がコストに迫るほどまで下落しており、石化業界では川上、川中メーカーへの打撃が大きいとの見方を示した。6日付経済日報が報じた。

 原油価格の下落により、プラスチック、化繊などの原料価格値下げを期待する川下メーカーに模様眺めムードが広がり、調達が控えられれば川上メーカーは値下げを余儀なくされる。一方、川下メーカーへの打撃は小さいとの見方だ。

 証券会社の試算では、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)の製油量からみて、原油1バレル当たり10米ドル下落した場合の損失は月45億台湾元(約170億円)に上ると分析。影響は台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス、南亜プラ)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)にも波及するとみられ、各社の第4四半期利益の縮小を予測した。