ニュース 社会 作成日:2014年11月7日_記事番号:T00053684
発光ダイオード(LED)を光源とするパソコンやスマートフォンなどのディスプレイから発せされるブルーライトをカットし、目の疲れを軽減するとうたう眼鏡製品が台湾でも数多く販売されているが、行政院消費者保護処(消保処)がこのほど行った調査の結果、対象となった17件の商品のうち「合格」は1件のみで、ほとんどが標示規定などに違反するとして「不合格」となった。
眼科医からは3C製品の利用を減らし、休息をとることが1番の対策と指摘した(6日=中央社)
消保処によると、市販されているブルーライトカット眼鏡のうち、「3C(コンピュータ、通信、家電)製品用」を標榜する商品も多く見受けられるが、現在、人工的な光源により発生するブルーライトの透過率を検出する国家基準は世界に存在しないため、「ブルーライトをカットする」とうたうことは認められるが、「3C用」をうたうことは規定に違反するという。
今回の調査では市販されている399〜1,800台湾元のブルーライトカット眼鏡17商品が対象となったが、そのうち6件で「3C用」、「人工ブルーライトを50%カットする」などとうたっており、「商品標示法」違反が指摘された。また別の6件についても「標示に不備がある」と判断された。
この他、ハンズ台隆手創館で販売されていたエレコムの「キッズ用ブルーライト対策眼鏡」および「カット率65%ブルーライト対策眼鏡」、中将資訊が扱うエレコムの「ウェリントンブルーライト眼鏡」、順発3Cで販売されていた「PC GLASSES for KIDS」──の4商品については法的に必要な製品検査が行われておらず、「商品検験法」違反が指摘された。
なお唯一合格とされたのは「布穀鳥眼鏡」の商品だった。
消保処によると、「商品標示法」違反で期限までに改善が見られなかった場合、2万〜20万元の罰金が科せられ、「商品検験法」違反は20万〜200万元の罰金が科せられた上で検査の実施が求められる。
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