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日本円買い越し、1週間で375億円


ニュース 金融 作成日:2014年11月7日_記事番号:T00053690

日本円買い越し、1週間で375億円

 円安が加速した先月31日から6日までのわずか1週間で、台湾全土の銀行における日本円現金の買い越しがアナリストの推測で375億円に上った。大手政府系銀行によると、円に両替する人の3分の2が訪日旅行を計画中で、1度に20万~30万円どころか、100万~200万円両替する人もいるという。7日付自由時報が報じた。

 6日の円相場は一時1米ドル=115円台を付けたが値動きが荒く、台湾銀行での店頭の円/台湾元為替レートは7時間で100回以上更新された。最も円安が進んだのは、午前11時43分の1円=0.2678台湾元。ここ7年で最も低水準となったが、わずか72秒で再び円高に振れた。なお、日本円と台湾元のクロスレートは1台湾元=3.75円で、円高だった2011年10月の2.5円と比べると、30%以上円安が進んだ計算だ。

 銀行関係者は、今後日本銀行がさらに金融緩和を拡大する可能性もあり、長期的に円安基調が続くと予測。訪日旅行の際には現金だけでなく、クレジットカードも併用し、為替変動に対応するのが賢い選択だと指摘した。