ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年11月7日_記事番号:T00053702
給湯器メーカーにステンレス製の排気管を納入している統領工業が耐腐食性が劣る「SUS202」規格の鋼材を製品に使用していた問題で、給湯器メーカー各社は問題の排気管が少なくとも6機種に使われていたとし、無料で検査や部品交換に応じると表明した。
「SUS202」規格のステンレス鋼材はマンガン含有量が多く、飛来したマンガン粒子の多量摂取でパーキンソン病になる恐れもあるという(6日=中央社)
問題の排気管が使用されていたのは、給湯器トップシェアの台湾桜花(SAKURA)が5機種、荘頭北(TOPAX)ブランドの雅適国際が1機種となっている。和成集団(HCG)は2005〜06年に修理を行った給湯器に問題の排気管が使用された可能性があるという。
政府は強制排気型の給湯器について、一酸化炭素中毒を防ぐため、耐腐食性の高い「SUS304」規格のステンレス鋼材を使用するよう指導しているが、統領工業はコスト抑制のため、「SUS202」規格の鋼材を混入させていた。
経済部標準検験局は、業者に排気管の検査依頼を義務付ける方向で規定の見直しを進める方針だ。
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