ニュース 政治 作成日:2014年11月10日_記事番号:T00053714
台北市長選の初のテレビ討論が7日夜に三立電視(SET)の主催で行われ、国民党公認候補の連勝文氏と無所属の柯文哲氏が舌戦を展開した。
連氏(左)と柯氏(右)。テレビ討論後の蘋果日報の世論調査では柯氏が支持率で連氏を22ポイント以上もリードした(7日=中央社)
世論調査でリードが伝えられる柯氏は、連氏の「特権階級イメージ」を批判し、「台北市は特権階級に独占され続けるべきではない」と主張したほか、自身に対する連氏陣営のネガティブキャンペーンに強い不満を示した。
連氏が柯氏に中国での臓器売買仲介疑惑がある点に触れると、柯氏は「台湾メディアの報道は無責任、不道徳、不正確で、3週間以内に詳細な説明を行う」とする弁護士の文書を読み上げた。柯氏はまた、連氏陣営が柯氏陣営の内部情報である「市政顧問リスト」を入手した経緯についても追及した。
一方、連氏は柯氏が自身を「ダークグリーン」(台湾本土派勢力の中でも穏健派)と形容したことを海賊版の携帯電話にたとえ、「再起動しても海賊版に違いはない」と柯氏のアイデンティティー意識を攻撃した。
これに対し、柯氏は「当選後も政党には所属せず、市政府幹部には政党からの離党を求める」とした上で、国家アイデンティティーについては、「中華民国が譲れない一線だ」と述べた。
ポータルサイト「ヤフー!奇摩」によるインターネット上での世論調査では、回答者の83%が柯氏のテレビ討論でのアピールが連氏よりも良かったと答えた。
一方、国民党寄りの聯合報の支持率調査では、柯氏が40%、連氏は29%で、テレビ討論前と大差なかった。
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