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10月輸出総額、電子好調もわずか0.7%増【図】


ニュース その他分野 作成日:2014年11月10日_記事番号:T00053717

10月輸出総額、電子好調もわずか0.7%増【図】

 財政部統計処が7日発表した10月の輸出総額は前月比1.8%増、前年同月比0.7%増の269億米ドルだった。電子製品が貢献し9カ月連続で前年同月を上回ったものの、鉱産物、石油化学製品が足を引っ張り、伸び率は前月の4.7%から縮小した。8日付工商時報などが報じた。

 電子製品の輸出額は、前年同月比16.4%増の91億5,700万米ドルと単月としては過去2番目に高かった。特に半導体が21.5%増の12億米ドルだった。

 一方、前年同月比で大きく減少したのは▽鉱産物、16億4,100万米ドル(前年同月比24.3%減)▽化学品、16億米ドル(9.5%減)▽プラスチック・ゴムと関連製品、19億6,400万米ドル(8.9%減)──だった。なお、食用油事件による影響について財政部は、10月の食用油輸出額は650万米ドル超と通常より35%減ったが、輸出総額への影響は小さいと説明した。

 なお、わずか5,000万米ドルながら、ここ24年で初めて対韓国貿易が黒字となった。

 財政部は今後の見通しについて、モバイル端末の新製品やモノのインターネット(IoT)商機などで電子製品が引き続き全体をけん引するが、中国がサプライチェーンを現地化していることに懸念を示した。