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北海油脂の飼料油混入ラード、ワタミ・ミスターオニオンも使用


ニュース 食品 作成日:2014年11月10日_記事番号:T00053726

北海油脂の飼料油混入ラード、ワタミ・ミスターオニオンも使用

 新北市政府衛生局は7日、北海油脂の飼料用油脂混入ラード(豚脂)を美食家食材通路経由で入荷していたとして、有名飲食店の▽台湾和民餐飲(ワタミ)▽洋葱牛排餐庁(ミスターオニオン)▽美食家点心坊──から通報があったと発表した。3社は北海油脂の「古早味香猪油」合計1,230キログラムを入荷し、111キロを返品した。8日付聯合報が報じた。

 台湾和民はラーメンの「和民拉麺」、「太平燕」の調味料に使用しており、入荷した105キログラムのうち22.5キロを返品した。ミスターオニオンは「鮭チャーハン」に使用しており、入荷975キロのうち返品43.5キロ。美食家点心坊は中華パイ「蟹殻黄」に使用していた。入荷150キロのうち返品は45キロ。

 一方、台南地方法院検察署(地検)は7日、北海油脂の社員への事情聴取で、ラード製造の際に他の油を加えていたとの証言を得た。社員は同社がラード用に台南の豚肉販売業者から毎日脂身2トンを仕入れていたと話しているが、台南市政府衛生局は市場で取引される豚の頭数からこの証言に疑いを持ち、検察に捜査を依頼した