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5G規格、台湾とEUが共同研究か


ニュース 電子 作成日:2014年11月10日_記事番号:T00053730

5G規格、台湾とEUが共同研究か

 第5世代(5G)移動通信規格の開発で前哨戦が繰り広げられる中、欧州連合(EU)が大型研究開発(R&D)プログラム「ホライズン2020」を通じ、台湾と共同研究する方向で交渉を行う意向であることが分かった。8日付経済日報が伝えた。

 EU側は台湾が過去に構築した4Gの実験ネットワークと次世代ネットワーク開発に向けた「B4G実験ネットワーク」の実力を評価している。

 行政院科技会報(科学技術評議会)弁公室の鐘嘉徳執行秘書はこのほど、欧州委員会傘下の通信ネットワーク・コンテンツ・技術総局(DGコネクト)を訪問した。EU側は近く関係者を台湾に派遣し、5G分野での協力について交渉を行う考えを台湾側に伝えた。

 行政院関係者は「過去に通信分野の国際標準を決定するプロセスで、台湾は規格がほぼ決まった段階で加わった。5Gについては国際標準が決まらない段階で国際同盟に加わりたい」と述べた。背景にはEUや中国と既に協力で合意している韓国に遅れをとりたくない思惑がある。