ニュース 電子 作成日:2014年11月11日_記事番号:T00053760
閎暉実業(シリテック)はこのほど、損失の続いているマグネシウム合金の構造部品および筐体(きょうたい)事業から撤退し、今後はオプトメカトロニクス向け部品および自動車関連モジュールに注力すると表明した。11日付工商時報が報じた。
携帯電話用キーパッドを主力製品とするシリテックはかつて、ノキアやブラックベリーなどフィーチャーフォン(従来型携帯電話)の大手ブランドを顧客に抱えていたが、アップルがスマートフォン「iPhone」を発売して以降、タッチパネルによる操作が主流となり、キーパッド需要が下降の一途をたどった。
産業の変化を受けてシリテックはマグネシウム合金の構造部品を開発し、サムスン電子のハイエンド・スマートフォン向け受注を獲得した。しかし、市場の飽和に伴い、サムスン向けの受注価格が低下したため、中国ブランドやタブレット端末市場の開拓を図ったが目に見える成果は見られなかったことから撤退を決めた。
この他、シリテックは同日、中国・江蘇省の蘇州工場における自動車部品事業部を閉鎖し、マレーシア工場に移転すること、およびモバイル端末用カバーガラス生産に対する設備投資を凍結することも決めた。
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