遠洋漁業大手の華偉漁業（フェアウェル・フィッシャリー）は11日、高雄市茄萣区の興達港にＢＯＴ（建設・運営・譲渡）方式で漁業産業クラスターとなる海洋産業園区を整備すると発表した。投資額は28億台湾元（約110億円）で、活魚の流通拠点や冷凍倉庫、加工施設、観光魚市場などを整備する。水揚げから冷凍、加工、販売までの産業チェーンを構築するのが狙いだ。
整備は２段階方式で進められ、今後は簡易通関の導入を待って、中台双方にまたがる事業展開を図りたい構えだ。完成後は500～700人の雇用創出を見込む。
高雄市政府は興達港で海洋産業園区のほか、船舶製造・修繕区、プレジャーボート観光商業区の整備も計画している。
