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魏氏一族が味全董事辞任へ、影響力は残す


ニュース 食品 作成日:2014年11月12日_記事番号:T00053781

魏氏一族が味全董事辞任へ、影響力は残す

 頂新国際集団のオーナー、魏氏一族は、一連の食用油事件を受け、傘下の食品大手、味全食品工業の董事会に派遣している魏姓の董事4人の辞任を決め、後任の人選を政府に委ねた。12日付中国時報が伝えた。

 消息筋によると、後任には中華民国消費者文教基金会(消基会)の張智剛董事長、世新大学の陳清河副校長、空中大学公共行政学科の沈中元副教授、長栄大学の保健栄養学科の呉志忠主任が内定し、14日に開かれる董事会で正式に決定するもようだ。

 魏氏一族はまた、経営には関与しないとする誓約書も提出した。しかし、味全の董事会は董事9人、監察人2人から成り、4人が辞任しても、魏氏一族が出資する企業の5人が味全の董事にとどまる見通しで、経営への実質的な影響力を残す形となる。

 魏家を代表して味全の董事を務めていた魏応充董事長、潘進丁氏(全家便利商店董事長)は既に辞任している。