ニュース 電子 作成日:2014年11月12日_記事番号:T00053789
米マイクロン・テクノロジーはアップルの大口受注を受けて、傘下の華亜科技(イノテラ・メモリーズ)と昨年買収した旧エルピーダメモリの広島工場に来年764億台湾元(約2,900億円)を投じる計画だ。モバイルメモリー展開拡大に向け、20ナノメートル製造プロセスを導入してウエハー1枚当たりの生産量を20%増やし、大幅なコスト低減を図る。12日付経済日報が報じた。
統計によると、マイクロンは第2四半期DRAM世界市場シェア25.2%の3位で、SKハイニックスに約2ポイントリードされ、サムスン電子(39.1%)には及ばなかった。業界関係者は、マイクロンはサムスンに挑戦するため先進プロセスに注力しており、イノテラが最も恩恵を受けると指摘した。
イノテラはマイクロンからの技術供与、台塑集団(台湾プラスチックグループ)からの資金援助を受け、3四半期連続で利益が100億元を超えた。同社は現在30ナノプロセス月産能力が12万枚だが、うち8割を20ナノプロセスに移行する計画だ。月産能力は10万枚に減少するものの、良品率を維持できれば生産量は倍増する見通しだ。
一方、旧エルピーダの広島工場への投資額は、日本経済新聞の報道によると1,000億円に上る見通しだ。
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