ニュース 金融 作成日:2014年11月14日_記事番号:T00053826
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のレポートによると、台湾域内の銀行の9月末時点の人民元預金残高は3,004億2,900万人民元(約5兆7,000億円)に上り、香港に次ぐ世界2位だった。台湾での人民元需要は他国・地域より強く、預金残高は過去2年で10倍近く増え、香港の3分の1に相当する。14日付経済日報が報じた。
一方、オフショア人民元建て債券(宝島債)発行額は、今年上半期は35億元だったが、第3四半期は93億元に増え、9月末時点の発行残高は234億元に達した。ただ、人民元預金残高の7.8%相当にすぎず、規模は大きくない。
ANZは、香港のオフショア人民元建て債券(点心債)のような市場規模を目指すには、発行機関や投資家を多様化する必要があり、金融市場の開放にかかっていると強調。もし中国人民銀行(中国の中央銀行)と通貨スワップ協定を締結できれば、人民元預金の運用先を拡大できると指摘した。
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