台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）傘下のＩＣ設計会社、創意電子（グローバル・ユニチップ、ＧＵＣ）は13日、横浜市に設計センターを今月１日付で設立したと発表した。14日付経済日報などが報じた。
設計センターはベテランのエンジニアを集め、日本の顧客に技術支援やサービスを迅速に提供する。世界各国・地域のプロジェクト支援も行う。
通信、コンピューティング、個人向け電子製品を中心に多元的な設計プロジェクトを手掛けることで、ハイエンドプロセス技術の大幅向上を図る。
頼俊豪総経理は、日本は半導体の技術革新の重要拠点のため、同社は日本でのニーズに応え、技術支援を行う必要があると述べた。
日本子会社の蔡宗霖シニア処長は、同社は近年日本のプロジェクト参加が増え、日本売上高が安定成長していると指摘。ＴＳＭＣのバリューチェーン連盟「ＶＣＡ」の一員としても、設計センターが貢献できると語った。
