飲食店チェーンのフジオフードシステム（本社・大阪市北区、藤尾政弘社長）はこのほど、定食屋ブランド「まいどおおきに食堂」の台湾１号店を台北市大安区でプレオープンした。正式オープンの20日までは３割引きで提供している。15日付工商時報が報じた。
日本と同じくオープンキッチン、セルフサービス方式だ（フジオフードシステム提供）
まいどおおきに食堂の店舗はそれぞれの地域名を冠しており、台湾１号店は大安森林公園近くに位置することから「大安森林食堂」と名付けた。
同店は面積50坪、66席で、焼き物、揚げ物、煮物など毎日平均60種類の日本の家庭料理を提供する。価格は▽ポテトサラダなどの小鉢、30台湾元（約110円）から▽サバの塩焼き、90元▽うどん、80元から▽みそ汁、25元──など。営業時間は午前11時～午後10時だが、プレオープン期間中の平日午後２～５時は営業していない。
今後台北市以外への出店も視野に、今後５年間で30店舗への拡大を目指す。台湾進出に際し、シンガポール子会社、フジオフードシステム・シンガポールと、東元電機（ＴＥＣＯ）子会社、東安投資（ＴＥＣＯキャピタル・インベストメント）の合弁で「美食楽餐飲管理」を昨年11月に設立している。
