ニュース 農林水産 作成日:2014年11月17日_記事番号:T00053857
台中市警察の捜査で、同市北屯区のモヤシ工場がモヤシの漂白に亜ジチオン酸ナトリウムを違法に使用していた疑いが強まった。日産量は1,500キログラムのため、ここ2年余りで1,620万キロ以上が中部の伝統市場や屋台、鉄板焼き店などに出荷されたとみられる。15日付蘋果日報が報じた。
蔡容疑者は「漂白しなければ売れない」と訴え、出荷先は明かさなかった(14日=中央社)
警察は同工場で亜ジチオン酸ナトリウム233キロ、亜ジチオン酸ナトリウム水9,000リットル、モヤシ700キロ、出荷書類などを押収した。食品安全衛生管理法違反で、責任者の蔡瑞益容疑者(56)、従業員1人を送検した。
蔡容疑者は、以前は水で洗浄していたが、2年余り前から亜ジチオン酸ナトリウムで殺菌、漂白しており、「皆がやっていること」と犯行を認めた。モヤシへの使用が禁止されていることは知らなかったと弁明した。警察は、蔡容疑者の父親(83)が66年前から市場でモヤシを違法に販売しており、当時から66年にわたり亜ジチオン酸ナトリウムを使用していた疑いがあるとみている。
亜ジチオン酸ナトリウムは、一部加工食品への使用が認められているが、モヤシなど生鮮野菜への使用は禁止されている。台中市政府衛生局食品薬物管理科によると、亜ジチオン酸ナトリウムを長期的に摂取すると、呼吸器系の機能が損傷を受け、気管支炎や心血管の疾病が重くなる恐れがある。
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