ニュース 政治 作成日:2014年11月18日_記事番号:T00053876
連戦・国民党名誉主席が、台北市長選に出馬している長男、連勝文候補(国民党)の対立候補である柯文哲氏(無所属)を「渾蛋(ばか者)」「日本官僚の子孫」「皇民化教育を受けた」などと出自を含めて非難したことに対し、「連家の祖先は日本統治を称えており、言う資格は全くない」と反発が広がっている。
台北教育大学台湾文化研究所の李筱峰教授は、連戦氏の祖父、連横氏は日本統治時代の1899年、当時の児玉源太郎総督を称える詩を献上しており、また、総督府のアヘン政策に迎合して「アヘン有益論」を発表したことを挙げて「よくも他人の祖父を笑えたものだ」と皮肉った。
連戦氏の発言は、国民党支持層の連勝文候補への投票意欲を盛り上げようという意図があったとみられるが、18日付蘋果日報は「その効果は見られるものの、中間層が逃げた」との陣営関係者の話を伝えている。
連戦氏の発言に対し柯候補の父、柯承発氏は「父も私も学校教員を30年務めたが、どこが『官僚』だろうか。日本統治時代に教師になったら漢奸なのか」と述べ、連戦氏の発言は不当だと批判した。
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