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生保の新規契約保険料、10月は前月比半減


ニュース 金融 作成日:2014年11月18日_記事番号:T00053880

生保の新規契約保険料、10月は前月比半減

 生命保険業界団体、中華民国人寿保険商業同業公会(寿険公会)の統計によると、業界全体の10月の新規契約保険料収入は前月比55.6%減、前年同月比37%減の739億台湾元(約2,800億円)となった。利率変動型生保商品の販売に対する規制が強化されたことが主因だ。18日付工商時報が報じた。

 金融監督管理委員会(金管会)は9月15日より利率変動型生保商品の販売に対する新たな規定として、▽契約期間の最初の10年間に現金による「資産増加還元金」(予定金利と店頭表示金利の差額分を事実上の配当として還元)の支払いや口座への配当積み立てを認めない▽契約から少なくとも6年間は解約料を徴収する——の2項目を導入した。

 これを受けて駆け込み契約が増え、9月の新規契約保険料収入は、利率変動型生保商品だけで1,143億元、生命保険全体では1,663億元と単月過去最高を記録した。一方、10月の利率変動型生保商品の新規契約保険料収入は265億元に急減した。

 業界関係者は「現在は新商品の適応期にあり、11、12月は状況が好転する」との見方を示している。