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TPK、来年Q1も需要旺盛


ニュース 電子 作成日:2014年11月19日_記事番号:T00053920

TPK、来年Q1も需要旺盛

 タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)は、第4四半期は非常に忙しく、会社更生手続きを申請した勝華科技(ウィンテック)の顧客からの受注は来年第1四半期に生産すると説明。ある顧客が一気に6機種を発注してくるなど、例年の第1四半期のような非需要期にならないと予測した。19日付経済日報が報じた。

 サプライチェーン関係者によると、TPKは第4四半期アップルの腕時計型ウエアラブル(装着型)端末の「Apple Watch(アップルウオッチ)」向けに少量出荷を開始する。アップルウオッチの第1弾出荷は3,000万~4,000万台で、欧米のクリスマスシーズンに間に合わせるため、年内に発売される可能性がある。

 また、ウィンテックのタッチパネル受注のうち、タブレット端末としても使えるデタッチャブル(着脱式)ノートパソコン、オールインワン(モニター一体型、AIO)PC、タブレット端末など向けはTPKが獲得する見通しだ。ただ、小米科技(小米、シャオミ)のスマートフォン向けタッチパネルは深圳欧菲光科技(深圳Oフィルムテック)が受注する可能性がある。

 証券会社は、鍾依華TPK新総経理が大なたを振るい、製造工程のフロー改善、粗利益率の向上、副総経理6~7人の交代など人員整理で、営業利益率を1~1.5ポイント引き上げると予測した。