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凌巨科技、車載・産業用パネルが7割へ


ニュース 電子 作成日:2014年11月19日_記事番号:T00053921

凌巨科技、車載・産業用パネルが7割へ

 中華映管(CPT)傘下の中小型液晶パネルメーカー、凌巨科技(ジャイアントプラス・テクノロジー)は、携帯電話など消費者向け製品用パネルから、車載用、産業用パネルに転換を図っており、これらの売上高構成比が第3四半期は46%に拡大した。同社はこれら製品は2桁増収が続き、来年は売上高の60~70%を占めると予測した。19日付工商時報が報じた。

 同社は、車載用パネル市場は従来、高品質で信頼度が高い日本メーカーがリードしていたが、現在はスピードも求められ、台湾メーカーの優位性が目立ってきたと指摘した。車載用パネルは応用製品の拡大に伴い市場が急成長しており、同社の第3四半期売上高構成比は14%と第1四半期から倍増、来年は25%と予測した。一方、産業用パネルは第1四半期の18%から、来年40%まで拡大する見通しだ。

 同社の10月売上高は8億台湾元(約30億円)で前月比9.2%減、上半期のピークだった3月比で半減した。車載用、産業用パネルで、消費者向け製品用パネルの出荷減少を補えなかった。同社は、11、12月は出荷が増え、10月売上高が今年の谷底と予測した。