ニュース 電子 作成日:2014年11月19日_記事番号:T00053923
発光ダイオード(LED)照明市場の成長を受け、台湾のLED業界では第3四半期、好業績が相次いだ。しかし、市況に対する楽観見通しからこれまでに過度な調達が行われた影響で、在庫水準が急上昇したため今年は業界で非需要期入りが早まり、特に川上のチップメーカーは第4四半期、赤字に転落する可能性が浮上している。19日付電子時報が報じた。
LEDチップメーカーは例年、第2四半期から第3四半期末〜第4四半期初めにかけて需要期が続くが、今年は第3四半期末には需要が急激に冷え込み、出荷量が大幅に減少した。
LED最大手の晶元光電(エピスター)は、4元LEDは生産ライン稼働率80〜90%を維持しているものの、青色LEDの稼働率は60%以下に落ち込んでいると説明。第4四半期は20〜30%の減収となり赤字に陥る可能性もあるとコメントした。
ただ業界関係者は、LED照明の需要が継続して拡大している他、台湾政府がこのほど、台湾全土で水銀灯が使用されている街灯を2016年末までに全てLED電灯に切り替えると発表したことなどから、来年第1四半期には需要の回復が期待できるとの見方を示している。
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